湘南に移り住んで10年が経過したsalarymanの日記

妻と2人でつつましく暮らしてます

都道府県魅力度ランキングで茨城が最下位だった件について思うこと

先日「都道府県魅力度ランキング」が発表されました。

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今回、茨城県が最下位に返り咲きましたね。青春時代の貴重な4年間を水戸で過ごし、その際に知り会った、水戸生まれ水戸育ちの生粋の茨城県民を伴侶とした自分が、この事象についてちょっと語ってみたくなりました。

 

まず、茨城生まれではない外部出身の経験者としての立場で言えるのは、茨城は普通にいいところだということです。「それはたまたまお前に合っていただけだろう」と言われると、まあ反論しようがないんですけど、非常に住みやすかった印象はあります。人も親切だし。

 

でもこれが「魅力度」という尺度で評価するとやはり厳しくなってしまうのかも。なぜなら茨城は「典型的な」日本の田舎だから。典型的なものが魅力度上位になることは難しいのではないでしょうか。

 

また、東京に近いことも不利な点の一つでしょう。全国の人口のおよそ3割を占める東京圏在住者からみたら、馴染みのある典型的な田舎の茨城県に魅力を感じるケースはまれだろうと思います。そしてこれが大阪圏、名古屋圏になると、もはやよくわからない県になってしまいます。名古屋出身で大阪に居住した経験もあるので、この感覚はあながち間違ってはいないと思います。

 

まあ、何が言いたいかというと、東京近辺に3割もの人口が集中している現状では、北関東はもともと地理的に不利だということです。

 

ランキングのニュースを聞いて妻は「東京の食を支えているのは茨城だ!野菜の出荷を止めてやる。豚肉の出荷を止めてやる。」などと息巻いています。(もちろん冗談ですけど)

いやいや「魅力度」ランキングであって「重要度」ランキングではないですから。ぜんぜん気にする必要はないかと。むしろ、これだけどうでもいいことが、これだけ大きな話題になることがすごいと思いますね。ちなみに「市町村魅力度ランキング」というのもあるそうなので、こちらもチェックしてみると新しい発見があって面白いかもしれませんね。